今月は聖カルロ・アクーティスの言葉を耳にする機会が多かったですね。 「人はオリジナルとして生まれるが、多くの人はコピーとして死んでいく。」 オリジナルとコピーという対句の響きには、強いインパクトがあります。榎本神父は、オリジナルは「内発的」、コピーは「外圧的」と捉え直していました。オリジナルとは、神様に導かれ、自分の心の中から自然に湧き上がる思いに従って生きること。一方コピーとは、いわゆる即物的な文化の同調圧力――「これが当たり前」という空気や、ネットでの“いいねボタン”のメンタリティに流されてしまう生き方のことです。コ・・