図書室で様々な小説を読むのが好きな人もいるでしょう。私もサレジオ学院時代に図書室で様々な本を読みました。挫折したこともあります。すごく背伸びをしてドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』に幾度も挑戦しましたが、毎回途中で投げ出しました。 しかし最近、ひとつの発見をして独りで喜んでいます。ドストエフスキーは聖書の内容をロシア社会とひとつながりの呼びかけとして自然体の姿勢で呼吸をするように自在に採り入れています。それゆえドストエフスキーの作品全体が現代の聖書なのです。「聖書=ドストエフスキー作品」という連続性に迫力・・