『自分を磨き続けろ! タラントンのたとえ話』

今日は高校3年生にとって、最後の「朝のはなし」になります。

 

「主人は旅に出るに当たって、しもべ達の能力に応じて財産を預けました。

ある人には5タラントン、ある人には2タラントン、ある人には1タラントン。主人のもとで学び続けたしもべ達は、主人の不在の間、その信頼に応えて、それぞれの能力に応じた財産を増やしました。しかし主人が恐ろしくて、失敗したら大変と考えたしもべだけが、預かった財産を土の中に埋めてしまいました。

 

主人が帰って来て、清算をした時、主人が喜んだのは、財産を増やした忠実で賢いしもべ達で、彼らには多くのものを任せました。しかし失敗を恐れたしもべだけはすべてを取り上げられて外に放り出されてしまった」というお話が、イエスのたとえ話の一つです。タラントンはタレントの語源で才能や能力の事でしたね。

 

私たちは生まれた時に両親の資質と共に、神様から才能や能力が与えられました。私達は様々な体験の積み重ねを通して、成長していきます。与えられた能力や才能が開花するのは、自分自身を向上させたいという意欲をもって学び続ける時だけです。

 

少し振り返ってみましょう。6年前の自分、3年前の自分。或いは臨時休校の時の自分、そして今の自分、それぞれの成長過程を比較すると、確実に何かが出来るようになり、何かをする方法を知ることができています。

 

さて、もうすぐ2020年度が終わろうとしています。それぞれの学年が新しいステージに旅立つ時を迎えます。タラントン(能力や才能)を託してくれた神様の信頼に応えて、これからも様々なことにチャレンジして自分自身を磨き続けてください。祈っています。