先日の教皇選挙でプロヴォスト枢機卿が選出されレオ14世という教皇名を選びました。「コンクラーベ」という単語が有名になりましたが、これは「鍵をかける」というラテン語で外界と接触を絶って真摯に神の意思を聞くという選挙の精神を具現化したシステムです。 さて報道の中では誤解されるようなニュアンスを含んだ情報もあったので、それを3つばかり紹介しましょう。 その1「「133名の枢機卿の間で争われる」 教皇選挙は「我こそは」と手を挙げて争う立候補制ではありません。教皇は「僕の僕」、つまり全ての人につかえ、教会を一番下で支える・・