支援

サレジオ会の日本管区チプリアニ管区長様より手紙を頂きましたので読ませて頂きます。(一部省略、改変しています)

 

サレジオ学院の皆様

ニュースが連日伝えているように、台風30号はフィリピン南部に大きな被害をもたらし、多くの方々が苦しんでいます。
被害の大きかった地域は、サレジオ会のフィリピン南管区(本部セブ島)に当たります。

台風が直撃したセブ島北部の2つのサレジオ会の支部とは数日間、連絡が取れませんでしたが、最新の情報では会員の無事を確認できたとのことです。

そのうちの一つボロンガン市の支部には救援活動の拠点が設営されているようです。

フィリピンのサレジオ会員は、救援活動に参加するために普段の活動を休止し、教職員、生徒の皆さんが救援物資の収集、梱包などの作業に携わっており、まもなく二万五千個の物資のパックがサレジオ会、政府、NGOを通して被災地に送られる予定です。セブのサレジオ会志願生は救援活動のボランティアとして参加しています。

台風の通り道となったネグロス島のサレジアン・シスターズの支部も被害を受けているとのこと。

セブ島のミングラニジャでは、シスターの学校の体育館と校舎の1階の教室を開放し、家を失った被災者を受け入れて、人々に物的・精神的援助を差し伸べています。
レイテ島南部のカンティジャス司教様(サレジオ会)は次のように伝えています。

「停電は続いていますが、神のあわれみによって私たちの教区は大きな被害を免れ、信徒たちは近隣教区の援助に乗り出しています。」

日本管区としても、フィリピンのサレジオ会を通して台風被災地への支援をしていきたいと考えています。

クリスマスの「愛の献金」を通じて一人でも多くの方が神様の温かな愛を実感できるよう、皆様の支援とお祈りをお願いします。すべての人の母であるマリア様が被災地の方々を助けてくださいますように。

 

というお手紙でした。

先日、高校生有志が今年のクリスマス街頭募金でフィリピンを支援することを決めたということで、これも具体的な一つの支援活動となるでしょう。参加する皆さんはよろしくお願いします。

また、冬休みには東日本大震災被災地ボランティアも継続して行なう予定にしていますので、こちらも参加してみてください。

 

鳥越政晴