サレジオにまつわるよもやま話

サレジオのお話をします。先日の阪神競馬でサレジオという名前の馬が勝ったそうです。はい、競馬の話です。名前の由来はサレジオ学院、サレジオ修道会とは関係 . . . ないのですがね。でもこのサレジオ、どうやら有名なディープインパクトの系譜を継ぐ馬で、前評判も一番人気だったそうです。レースでは序盤2番手につけ最後に先頭に出てそのままスピードが鈍ることもなく一着でゴールしました。馬主さんのサレジオについてレース後のコメントです。「レース前も集中力を欠いていた。ポテンシャルの高さを競馬で発揮できていない。まだ幼すぎるが勝ちきれてよかった。でもこれから改善していけそう」。えっ、どこかよく聞くコメントに似ているような。

 

由来はともかく僕はサレジオという名前だけでなんとなく親近感を持ってしまいました。皆さんもそうではありませんか?例えば同級生の試合だと応援したくなるし、サレジオが勝つと嬉しいし、負ければ悔しいものです。また卒業生は外国でドンボスコの絵を見つけると「サレジオがありました!」と帰国後よく報告してくれます。何だかんだと言って卒業するとやはりサレジオは心の故郷なんですね。

 

皆さんは馬のサレジオの由来は知らなくても、サレジオ学院の「サレジオ」がドンボスコのサレジオ修道会に由来することは知っていますね。では、日本人が最初のサレジオという名前を耳にしたきっかけとは何だったでしょうか。先日榎本神父が話してくれましたね。1926年2月8日第1回サレジオ会宣教師団が神戸の地に上陸します。そしてその団長はチマッチ神父。ここに日本のサレジオの歩みが始まりました。そして今年2025年はサレジオ会来日100周年、記念すべき年です。100年前日本の地に根を下ろし、今や大樹となろうとしています。

 

チマッチ神父1

このイラストは話の内容に沿って鳥越校長が生成AIを使用して作成したものです