おはようございます。

フランシスコという名前は教会の中でメジャーな名前で聖人にもフランシスコという名前の聖人がいます。

最初のフランシスコはアッシジの聖フランシスコ。12世紀イタリアで貧しい生き方を選び教会に大きな影響を与えました。彼が設立したフランシスコ会は現在でも貧しく生きるイエス様の精神を忠実に守ろうとしています。教皇フランシスコもアッシジの聖フランシスコを自らの手本としており、貧しさ、平和、環境、刷新といった基本的なメッセージはアッシジのフランシスコに通じるものがあります。ちなみにフランシスコ教皇はフランシスコ会員ではなくイエズス会員です。

フランシスコといえばサレジオの聖フランシスコも忘れていけません。スイスの司教として宗教改革時代キリスト教徒がカトリック・プロテスタント両宗派間の争いに傷つく中、寛容と忍耐の精神で人々を導きました。ドンボスコはこの聖人の寛容を自分の手本とし、また修道会を立ち上げた際その名前を彼から取りサレジオ会としました。

そしてもう一人は日本にキリスト教をもたらしたフランシスコ・ザビエルです。スペイン・バスク出身の彼はイグナチオ・ロヨラらとともにイエズス会の創設に関わりました。彼の日本滞在期間はわずか2年余りと思いの外短いものでしたが、各地に足跡を残し、彼に続く宣教師の活動、キリシタン文化、迫害の歴史などを皆さんもよく知っていますね。本日12月3日は彼の命日で教会の暦でも祝い日であります。

さて最後にトリビア問題ですが、皆さんが教科書などでよく見るザビエルの絵には歴史的な間違いがあります。それはどこでしょうか。探してみてください。