「フランシスコ教皇様とアッシジの聖フランシスコ」

今日も引き続き教皇様についての話をしましょう。

私たちはフランシスコ教皇と普通に呼びますが、実はフランシスコは彼の本名ではありません。彼の本名はホルヘ・マリオ・ベルゴリオです。ベルゴリオ神父様は教皇に選ばれた時、自らの教皇名としてフランシスコを選び、ここにフランシスコ教皇が誕生したわけです。ベルゴリオ神父様が12世紀イタリアの聖人、アッシジの聖フランシスコの生き方に深く共感を覚えていたからです。

 

アッシジの聖フランシスコは貧しい生き方を選びました。また自分の周りにいる小さな物たちを大切にしました。人間だけでなく神様の作った自然、草木、動物にも愛情を注ぎました。生きていることを喜び、感謝を賛美の祈りを生涯口ずさんでいました。

 

貧しく生き自然を大切にしたアッシジの聖フランシスコを模範とするフランシスコ教皇様も貧しく抑圧され傷つく人々一人ひとりの命の尊厳が守られるよう発言してきました。また環境汚染によって自然界の命が脅かされていることにも警鐘を鳴らしています。今流れている教皇来日公式ソングProtect All Lifeは教皇様のこの精神をよく表しています。歌詞を噛みしめながらすべての命を大切にしようとする教皇様の精神を学んでいきたいと思います。