12月3日は、キリスト教を日本にもたらした「フランシスコ・ザビエル」の記念日でした。フランシスコ・ザビエルについては、中学校では歴史の時間に、高校は世界史や日本史、或いは倫理の時間に学んだことでしょう。

 

1549年、43歳の時に、同じイエズス会のトーレス神父とフェルナンデス修道士、マヌエルと言う中国人、アマドールと言うインド人、ゴアで洗礼を受けたヤジロウ達日本人3人と共にジャンク戦で出発し、日本を目指しました。途中、明を経由してヤジロウの案内で、薩摩半島の坊津に上陸し、その後許しを得て、鹿児島市に来着しました。上陸した日が、8月15日の被昇天の聖マリアの祝日だったので、日本の教会を聖母マリアに捧げたと言われています。彼は薩摩から京都を目指して行く過程の中で、各地で宣教活動を行いました。

 

彼がローマに送った手紙にもありますが、日本の印象はとても良かったようです。しかし、日本語への翻訳をしてくれるヤジロウのキリスト教用語への理解不足から、相当苦労したようです。当初、キリスト教の神を「大日」と教えていましたが、多くの人が仏教の一派と勘違いすることがあり、後に「デウス」と呼ばせるようになりました。彼が日本に滞在したのは2年間でしたが、日本の教会の礎を造った人物として、日本の教会は祭日として祝っています。

 

今年は、日曜日で、更に待降節なので、教会は記念のミサを捧げることができませんでしたが、日本の教会の礎を造った人物を思いながら、ミサを捧げた事でしょう。

 

さて、今日から期末テストが始まります。悔いが残らないように、頑張ってください。今日も一日良い日でありますように。