1学期の終わり頃、朝日新聞社さんの支局から、今度はサレジオ学院を取り上げたいので、神奈川県周辺に在住の卒業生を紹介して欲しいとの話がありました。卒業生は国内外で活躍していますが、本人と会ってインタビューして記事に仕上げるために神奈川県周辺に限定したかったそうです。その紹介した卒業生が、9月7日木曜日の朝日新聞朝刊、第2神奈川版の「青春スクロール母校群像記」のコーナーに登場しました。このコーナーは毎週木曜日に登場するので、先輩たちの活躍している姿や高校時代の思い出を垣間見ることができるようです。
私たちは人生の節目ごとに、新たな使命が与えられ、次のステップに向かう準備をして派遣されていきます。最終的に自分が生き生きと生きていける世界に到達するまで使命が与えられていきます。自分の世界に到達した人は、こう考えています。神と呼ばれているかもしれない、超越した力に導かれて、或いは召されてこの仕事、この世界に到達したと言います。
さてサレジオ学院高校の卒業生、第1回の話は、1989年に卒業した18世名人 森内俊之9段のお話です。彼の学校の印象は、『可能性を伸ばす 寛容の精神』を持った学校だった、だからプロの将棋士として成長できたし、学業を修めることができたと言います。彼が生きる世界は勝負を決する厳しい世界です。その世界に到達したのは高校2年生でした。厳しい条件の下で、高校生活を送りますが、学校で培った交友関係は自分の大きな糧であり、勝負にこだわらない、その時間はオアシスのような存在だったと言います。
これから何回かに渡って、社会で活躍している様々な分野の先輩の話が登場します。この学校で、どのような影響を受けて、自分の世界への道を見出したのかを考察しながら、自分の道を探求してみてください。
あなた方一人一人、自分を生かすことができる世界に招かれています。それを信じて与えられた使命を全うしながら、その道を歩み続けていきましょう。