人間は日ごとに成長し、変化してゆきます。この人のことはよく知っていると思っても、今日出会うその人は、もう昨日までのその人ではないのです。様々な経験と結果を得て、少しずつ変化しくからです。

 

相手に対しても、自分自身に対しても、日々、謙虚な心で、向かい合うことが大切です。そうでないと大切なものを見失うことになります。

 

みんなが駆けて行く方へ、遅れまいと必死に駆けて行きます。宿題や課題など仕事に追い立てられ、無我夢中で走り続けています。そんな毎日では、自分がどこにたどり着くか分かりません。何より自分はどこから来て、どこへ行こうとしているのか。それにも気が付きません。しばし立ち止まって、心を落ち着かせて、確認する時間を持ちましょう。私はどこへ行くべきなのか? 或いはどこへ行こうとしているのか?をじっくり考えてみませんか。

 

学校の成績、足の速さ、絵のうまさ、声の良さなど、人間を測る物差しはたくさんあります。どの物差しで測るにしても、それはたくさんある物差しの中の一つに過ぎません。人間の価値がそれだけで決まるような、完全な物差しなど存在しません。この世の中の物差しに左右されず、自分らしく、自分の良さを発揮できるような人生を歩んでみましょう。昨日よりは今日、今日よりは明日。希望をもって歩みましょう。その積み重ねが大切です。皆さんが日々経験してきたことが人生の実りに役立ちますように。

 

今日も一日、良い日でありますように。