タラントンのたとえ話を覚えていますか。タラントンはタレント、すなわち才能や可能性の語源でしたね。神様はそれぞれの能力に応じて与えてくれた賜物です。この賜物によって、私たちは年齢に関係なく、死ぬまで成長させてくれます。もうこれ以上成長は望めないと思わないでください。さらに成長したいと希望するならば、私たちは年齢に関係なく成長できるのです。それぞれ自分の可能性について考えてみませんか。

 

「私はこの程度の人間だ」と思って、あきらめてしまうのは早すぎます。私たちが知っているのは、自分のほんの一部なのです。私たちの中には、まだ多くの可能性が眠っています。何かの拍子で、自分の奥深い所に眠っている能力或いは才能が花開くことがあります。だから「自分はまだ自分自身について全てを知っているわけではない。」という事実を謙虚に受け止めて、前向きな姿勢で過ごしてみましょう。

 

私たちの多くは完璧を目指して行動します。その通りにならないと、「こんなこともできないのか」と決めつけてしまい自己嫌悪に陥ることがあります。それでは、いつまでたっても成長しません。大切なのは、「いつかできるように成ったらいいなあ」という希望を持ち続けることです。最後までそういう気持ちを捨てないことが、自分の可能性や能力に目覚めさせるきっかけとなり、成長へと促してくれるのです。

 

もし誰かの足をひっぱったり悪口を言ったりして、他人の人生の歩みや可能性を邪魔しているとすれば、その時間は自分の人生を生きているとは言えません。私たちに与えられている人生の時間はどれほどあるか不明です。だからこそ、そういう無駄なことに時間を費やさず、成長に向けて自分の人生を歩みましょう。