2013年09月18日

台風と文化祭

先日の台風18号は、各地に大きな被害をもたらして去っていきました。

被害に遭われた方々のために祈ります。

 

山梨県富士吉田市に「富士山レーダードーム館」という科学館があって、ここに平成11年まで35年もの間、富士山山頂で活躍して役割を終えた気象観測用の富士山レーダーがあります。

1964年(昭和39年)、東京オリンピック開催の年にこの富士山レーダーが設置されるまで、台風の観測は、局所的なレーダーと飛行機での観測に頼っていました。

迫りくる台風がどの方角に進み、どこにいつごろ来るのかという判断はとても難しく、情報が遅かったのです。そのため、多くの人が台風で亡くなりました。

 

例えば1958年の狩野川(かのがわ)台風、死者行方不明者1,269人。翌1959年の伊勢湾台風、死者行方不明者5,098人。

この2つの台風被害は、「世界最大の気象レーダーを富士山頂に設置する」という途方もない計画の直接のきっかけとなったものでした。

 

標高3,700メートルという史上例のない高さでの大規模な土木工事です。しかも乱気流が渦巻く世界有数の危険空域である富士山頂へ巨大レーダーを空輸しなくてはなりません。高山病をはじめ、多くの困難と闘いながらの工事でした。

まさに限界を超えたプロジェクトでした。

 

このように私たちの知らないところ、見えないところで命を支えてくれている人の努力や技術があるということです。

サレ祭の準備をする中でも、見えないところで、人の知らないところで一生懸命動いている人たちがいます。

 

サレ祭、それぞれが自分の役割を果たしながら全員で成功させましょう!

 

北川純二