2014年01月22日

ドンボスコの祝日まで

カトリック教会には、「ノベナ」(Novena)という伝統的な祈りの方法があります。NovenaのNoveは数字の9です。つまり、「9日間の祈り」ということです。このノベナは、大きなお祝いの前や、人が亡くなったとき、または、大変な事件や災害が起きたときなどに行われます。東日本大震災のときも、いろいろな人がノベナを呼びかけていました。

 

さて、来る1月31日は、言わずと知れたドン・ボスコの祝日です。「祝日」と言っていますが、命日、亡くなった日です。教会では聖人たちのお祝いを、その聖人が亡くなった日にすることが多いのです。どうして亡くなった日にお祝いをするのでしょうか。  亡くなることを、「帰天」、天に帰るとも言います。神様の元に戻るのです。これは喜ばしいことです。そして、神様の元に戻った人は、私たちのために神様に執り成しをしてくれています。

また、祝日は、神様が私たちにドン・ボスコを送ってくださったことを感謝する日でもあります。今もドン・ボスコが私たちの間に居てくれる、そのことを思い起こす日です。

 

31日までの9日間、みんなでお祝いの雰囲気を出していけたらなあと思います。

 

北川純二