新入生オリエンテーション・キャンプの説明会の折、「目標と目的の違いが分かりますか?ハッキリしない人は、キャンプ当日までに考えたり調べたりして明確にしておきましょう」と宿題を出したら、何とレポートの提出が1件ありました。

 

A4の用紙にタイトルとサブ・タイトル。目的・目標、それぞれの自分なりの定義をまとめた後、分かりやすい例を挙げて説明し、結語を添えて終わっています。投げかけられたチャレンジに率先して取り組むFaccio io!的習慣。素晴らしい、の一言です。(もし、目標と目的の違いがいま一つハッキリしないという人がいたら、イソップ童話「3人のレンガ職人」とその解説を教室に掲示してもらいますので、確認して下さい。)

 

ところで、榎本神父がこうも頻繁に目標と目的の違いを強調するのには訳があります。それは、目的を持たずに勉強している生徒がいるから・・・。目標を目的と勘違いして目標のために勉強し、何点取るとか何位以内に入るとか、そんなことのためにあくせくしている。上手く行っているときには疑問も持たないのでしょうが、失敗したらただ辛いだけ。本当の目的を見つけるまで、出口は見えてきません。

 

そんなこと言っても、正直、何のために勉強しているのか分からない・・・と言う人、いると思います。心配しないで。一緒に考えたいと思っている生徒は他にもいます。この課題、そろそろ真剣に取り組んでみませんか。