「文字通り」という言葉。字面通り・額面通り・言葉通り・・・など様々な類義語がありますので、馴染みがないと感じる人はまとめてチェックしておきましょう。

 

ところで、最近、言葉を文字通りにしか解釈できない人が増えている・・・と言われています。そのような人は「空気が読めない」とか「意図が汲み取れない」とか、色々と苦労するようですが、心配ありません。一つの言葉にたくさんの意味がある(言葉の多義性)という事を理解し、声の大きさや抑揚・表情に込められた意味などをコツコツと学んでいけば、大体分かるようになるものです。

 

たとえば「美少女」という言葉。字面通りに捉えようとすると「美しさの少ない女」という事になりますが、・・・さすがに、このように読み間違える人はいません。少女、あるいは美少女という単語をキチンと理解しているからです。

 

言葉の構造が複雑になっても同じこと。パターン学習を重ねることによって、言葉の裏に隠された意味や言葉に込められた思い、言葉にできない気持ち・・・などを学び、蓄積していくことで対処できます。大切なのは、一つの事柄に対する多くの見方を学ぶこと。

 

この「多角的視点」や「洞察力」を獲得したサレジオ生は、文字通りのサレジアン=ボスコニアンとなるわけですが、・・・結果を急ぐことはありません。先は長い ・・・ボチボチ行きましょう。