体育祭、お疲れ様でした。準備から片付けまでの全てに於いて、皆が一丸となって真剣に取り組んでいる姿はとても感動的でした。中でも、サレジアンならではのエピソードを二つ紹介させてください。

 

一つ目は、複数の生徒から「先生。何とかして彼らに演技の場を提供してあげられないでしょうか」という提案を受けたこと。黄団の応援合戦に於けるトラブルとその結末については皆さん御存じの通りですが、「既に配慮がなされていることを知らされていない」黄団以外の複数の生徒たちも、我が事のように心を痛め、行動に移していました。競い合うことと手を取り合うこととが両立する…という考え方がしっかりと根付いている証拠。さすがです。

 

二つ目は、…同じトラブルの後ですが…「頑張って優勝して、先輩たちを泣かせよう=嬉し涙を流させてあげよう」といって、黄団の後輩たちが、競技にも応援にも気合を入れ直して頑張っていたこと。誰かが落ち込んでいるときには皆で協力して支える・元気づける…という優しさ。サレジアンとしては身だしなみ程度の当たり前のことかも知れませんが、改めて目の当たりにすると、やはり心強いですね。

 

私は黄団でもあり、救護班として本部テントに詰めていたので、広く全体を観察できたわけではないですが、きっと君たちの周りでもサレジオ精神=サレジアニタを発揮した、素晴らしいエピソードがたくさん生まれた事でしょう。これからも、学校の内外で、お互いを尊重し合う姿を見せてください。