先週、谷副校長が、謙虚さと傲慢についてお話をされ、その後鳥越校長先生が、それを敷衍しつつ「自画自賛」という言葉を深堀りして下さいました。日々、このようなお話を聴くことができる皆さんは幸せ者だと思います。しかし、このようなお話を聴くだけで、自分でじっくり考える習慣を持たないと、チョッと困ったことになりかねません。

 

例えば、これらの話を「自分で自分を褒めたり飾ったりするのは品のないこと」というように、極々表面的にとらえ、単純化して捉えてしてしまうと、心の深奥に仕舞い込む際「自分を低く評価しなさい!」というメッセージとして捻じ曲げてしまう可能性があるのです。もちろん、神父さま方のお話は「人の気持ちを考えること」や「他者を尊敬すること」が肝であり、自己卑下を促すものでは決してありませんでしたね。

 

たとえば、人に何かを伝えようとするとき、自信に満ちた話し方をすれば聴く人々の心に共鳴を起こしますが、自信無さそうに話せば、響きません。校長先生のお話に出てきた「俺ってすげ〜んだぜ」も、自己満足のためではなく、他者のために敢えて持ち出して来たならば、その意味合いは全然変わってきます。人々のために自信満々に振舞う。後輩たちのためにカッコイイ先輩を自信をもって演じる。背中を見せる。…大切なことです。

 

さて、来週は期末試験ですね。試験準備に自己卑下は必要ありません。自分を信じてシッカリ取り組んでください。応援しています!