生徒相談室にて…先生と生徒の会話

 

先生「一体、どんな悩み事があるのかな?」

生徒「誰も僕の言うこと聞いてくれないんです。」

先生「いやぁ、まさか?そんなこと無いって、絶対!」

 

まぁジョークなんですが、分からない人は誰かに聞いてください。

 

今のジョークが分からなかった人。心配することはありません。榎本神父がもっと上手に話していれば、きっと笑うこともできたでしょう。つまり「人に物事を伝える技術の習得」が大切だということ。伝え方が変われば「誰も聞いてくれない」なんてこと、無くなるかも知れませんね。

 

私は普段、カト研の生徒に「知識ゼロの人にも伝わるように表現してください」と、自分でも不得意なことを要求していますが、なぜこんな要求をするのか?文科省が「表現力・コミュニケーション能力を身につけて欲しい」と言っているからでしょうか?(反語)私はこう考えています。

 

あなたの考えが人に伝わるとき、あなたの持っている宝=恵みがその人に伝わる。

あなたが根気強く丁寧に伝えようと思うならば、あなたは相手を尊重している。

 

「人の意見を論破してやり込めることを英雄視したり、怒りを相手にぶつける表現を義憤として称賛したりする雰囲気」には気を付けましょう。「敵を愛しなさい」というイエスの無茶振りに「できる訳が無い」と結論付けた瞬間、何を投げ捨てているかに気づきましょう。