2024年02月29日

2024年度のサレジオ会総長による年間目標について(2)

「母親」であり「先生」であるマリア——サレジオ家族全体の模範

この学校の流れにも影響を与えた創立者ドン・ボスコは9歳のときに見た「夢」をとおして神の望みを学び、人生のなかで五回以上も解釈しなおすことで自分や後継者たちの共通の願望を調和させつつまとめあげ、サレジオ家族全体の目標を明らかにしました。

 

二千年前のイエス・キリストは神の深いおもいを見事に実現しました。そのキリストが、夢をとおして19世紀のドン・ボスコに対して聖母マリアを「母親」として、しかも「教師」として示しました。つまりマリアはドン・ボスコの生き方の模範となりました。

 

まさにドン・ボスコによる「9歳の夢」は、私たちが聖母マリアの模範によって支えられて、聖母マリアの模範を受け継いで生きるべきことを教えてくれるのです。この方向性はサレジオ家族全体の歩み方そのものです。私たち(皆さん、教職員、保護者)が子どもたちと関わる際に、「母親」のように、あるいは「先生」として聖母マリアのようにおだやかに、ていねいに、やさしく接することが目標となります。

IMG_2365