2020年08月27日

学校長の話@2学期始業式(放送ver.)

おはようございます。たった2週間の夏休みでした。皆さんはどう過ごしていたでしょうか?うまく切り替えができたでしょうか?この始業式もまだまだシアターで全校生徒が集まって、というわけにも行きませんから、私の話も放送で勘弁してください。

 

さて2学期が始まりました。この状況の中で「できること」、「できないこと」を決めていくことは大変ですが、同時に新しいことにチャレンジできるというワクワク感もあるわけです。

 

9月、まずはサレジオ祭があります。コロナ禍の中、これまで通りのサレジオ祭は無理なので、リモート環境、オンラインでの実施ということになるでしょう。生徒の皆さん、特に高校2年生、実行委員の諸君は1年前からこうしたいとイメージしていた部分があるでしょうし、それができないことに申し訳なく思っています。とはいえ、リモートに振り切ってしまえばそれを徹底的に極めてみることで前例のない自由なサレジオ祭に仕上げることができると思います。

 

リモートと聞くと「〜はできない」「〜は無理」と最初からネガティブモードになってはいませんか?確かに模擬店、運動部の試合など対面でないとできないものもあります。でも代替案はないかと考える発想の自由は残されています。

 

またリモートというと、事前に撮影したものをアップする、「発信する」ということをイメージするかもしれません。確かにクラス企画、部活の研究発表など、もともと「発信型」の企画もあるでしょう。「発信すること」は学園祭の本質的部分です。でもこれだけだと一方通行ですね。訪れてくれた人の反応が分からなければ今ひとつ盛り上がりに欠ける感がありませんか?

 

それはサレジオ祭が<おもてなし>だからです。来てくださったお客さんに楽しんでもらう、来てよかったと思ってもらう. . . お客さんの笑顔のリアクションこそが、自分たちのモチベーションの源です。つまり「来場者参加型」の企画をどうリモート環境で実現していくか、これ結構大切だと思いませんか?

 

イベント会場でのパフォーマンス、コンサート、バンド演奏、有志企画のゲーム、模擬授業、後夜祭などは本来「来場者参加型」ですから、リモートでも、チャットや投票などでリアクションがリアルタイムで共有できれば、ノーボーダー。色んな学校の生徒が双方向でコミュニケーションするリモート学園祭、これ絶対面白いと思いますよ。確かに予算や時間は限られていますが、最初から諦めてしまうのではなく粘り腰でいきましょう。

 

皆さんのサレジオ祭です。新型コロナウィルスにやられっぱなしではつまらないじゃないですか。この状況だからこそ逆手にとって新しいことにチャレンジしてみませんか?必要なのは情熱と発想。今だから知恵を絞って徹底的にこだわって全く新しいものを作りましょう。せっかくですからやり残した感のない完全燃焼で向かっていってほしいと思います。

 

校長は応援しています!一緒に頑張っていきましょう!

 

(動画はこちらから↓↓↓)

https://www.facebook.com/salesio.gakuin/videos/318051232843758