2014年02月10日

雪景色

朝、始業前、有志による雪かきを行いました。

本校周辺の歩道は、本校生徒だけでなく、近隣の小学生の通学路にもなっているので 安全確保のため雪かきを行いました。
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全校集会【校長先生のおはなし】

 

20140210_3校長先生のおはなし 先日始業式で「朝はっきりと声を出して挨拶しよう、ポケットから手を出して」と言いました。そしたらその日から皆さんの校門での様子ががらりと変わりました。ポケットから手を出してきちっと挨拶をする人が多くなりました。すごいですね、一回言ったら皆さんの多くの諸君が行動に移せるんですね。さすがサレジアンです。本当にみなさんのことを誇りに思います。立派です。

 

それから今朝は朝からサッカー部、テニス部、バレー部など雪かきありがとうございました。サレジオ学院の通学路だけでなく、登校する小学生のためにも安全な道を確保できたので地域のためにも貢献できたかなと思います。

 

さて僕も日曜の朝、雪かきをしました。なかなか大変ですよね。やりはじめてしばらくすると、あちこちのおうちからお父さんが出てきてそれぞれ雪かきを始めました。「いや~昨日の雪はすごかったですね~」「雪かき大変ですね~」「いつ解けますかね~」と会話が弾みました。普段あまりできないご近所付き合いも兼ねてそれなりに楽しい一時でした。

 

おもしろいもので、1人が雪かきを始めるとあちこちからみんな出てくるんですね。なんだか待っていたみたいに。もしかしたら皆さん気持ち的に「そろそろ始めるか」、「やらなきゃな」と思っていた所に「おっ、誰かが始めたな」と踏ん切りがついたということもあるかなと思いました。みんなが「そろそろ」と思っていても誰も動かない。誰かが先頭をきって始たら一挙に。みんなが様子見で行動に移せないときには誰かの思い切りが必要なんですね。
雪かきに限らず学校生活でも、同じようなことはあるのではないでしょうか?みんなが「やらなきゃ」と思っている、「これは変えなければ」と思っている。みんな気づいているんです。でもそれだけでは全体は動き始めません。誰かの最初の一歩が、最初の行動が必要なんです。1人の、あるいは小さなグループの勇気があってはじめて全体は良い方向に向かうのです。そして多くの人が「大変だなぁ」「目立つのやだなぁ」と思っていても「やらなきゃ」とは思っているから、あとは最初の人が動き始めれば、自然と行動を起こします。一旦始まれば物事はスピーディーに動き始めます。ちょうど昨日の朝のような情景です。
もちろん中には「なんだよ。めんどくせ~な~」と言って何にも手を貸さないばかりか、自分がやらないことを正当化しようとしたりする人もいますよね。でもそれは少数派です。
実は今話した3つのグループ、率先してやる人、なんだかんだと後についていく人、最後までやらない人はどんな集団にもあるそうです。
しかも、率先してやろうとする人が2割、それについていきたいと心では思っている人が6割、やらない人が2割。なんと比率まで同じだそうです。俗にいう2-6-2の理論というやつです。面白いですね。
さて皆さんの中でクラスの中で、部活の中で、学校の中で「それは駄目だ」とか「変えなきゃ」と思っている人がいるでしょう。そしてそう思ってる人は自分だけだと・・・でもさっきの理論では、そう思い行動に移せる人が2割はいます。君だけではないわけです。仲間がいます。そして自分から行動に移せなくても心が同じ人が6割います。一つの心になれる仲間はたくさんいるわけです。ただ誰かの最初の行動が必要なのです。自分が動き出しましょう。僕はそのような気持ちを持っている諸君を応援したいと思います。
さてあとで生徒会の選挙があります。生徒会は学校をいい方向に動かすための大切な機関です。皆さんの積極的なコミットメントを期待しています。

 

最後にうれしいお知らせです。山田先生が長年の部活指導、そして部活を通しての人間教育を行なってきた功績をたたえて、文部科学省大臣より優秀教員として表彰をいただきました。おめでとうございます。