2025年08月18日

「オーストラリア短期交換留学」レポート(4)

オーストラリア短期交換留学に参加した高1のOくんから最終のレポートが届きました。充実した経験だったようです。きっと視野も広がったことでしょう。今後に期待します!

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オーストラリアでの滞在の終盤、最後の木曜日には学校主催で二度目の動物園に行きました。今回はイタリアからの留学生と一緒に自由に回ることができ、動物を見ながら自然に交流する時間が持てました。2週間前に訪れたときにはいなかったキリンの赤ちゃんが新しく生まれており、そのかわいらしい姿にみんなの目が釘付けになりました。異なる国の生徒と一緒に過ごすことで、国を越えたつながりを実感できた一日でした。

 

金曜日は、普段の授業とは少し違った特別な活動がありました。日本とイタリアの留学生だけで、日本へのお土産としてバッグやバッジを手作りしたり、みんなでVRゲームを楽しんだりしました。その後、学校で植物や動物を育てている施設を見学し、どのように育てられているかを学ぶことができました。身近な自然に触れながら学ぶ体験は、とても興味深く貴重なものでした。

 

土曜日はホストファミリーと一緒にビクトリア国立美術館を訪れました。ちょうどその美術館では、日本の着物に関する展示が行われており、資料に書かれている言葉の意味をホストファミリーに教えてあげました。日本の文化を少しでも伝えられたことが嬉しく、良い思い出になりました。館内には絵画や陶器、銅像、家具、現代アートまで幅広い展示があり、一日中見て回っても時間が足りないほどでした。その後、ホストシスターのホッケーの試合を観戦しました。今までホッケーの試合を見たことがなかったので、ルールをホストブラザーに教えてもらいながら観戦し、とても新鮮な体験になりました。夜にはホストブラザーとテレビゲームやビリヤードを楽しみ、最後の時間を存分に過ごしました。翌日にホストブラザーは彼が所属しているチームのフットボールの大事な試合があったため空港まで一緒に行けず、土曜日の夜にお別れをしました。3週間ほとんど毎日一緒に過ごしてきた彼との別れは寂しかったですが、この日はお互い笑顔で楽しく別れることができました。

 

日曜日は朝早く家を出て空港へ向かい、他の留学生やホストファミリーと一緒に朝ごはんを食べました。その後、ホストファミリーに最後の挨拶をしたときには、つい涙があふれてしまいました。別れの寂しさと同時に、この3週間がどれだけ充実していたかを改めて感じる瞬間でした。長いフライトを経て日本に到着し、家族と再会したときには、久しぶりの安心感で胸がいっぱいになりました。

 

この3週間の留学を通して、英語を話す力や聞く力が大きく向上したと感じています。学校の授業ではアボリジニについて学ぶ時間もあり、とても興味深く、オーストラリアの歴史や文化について深く知ることができました。現地の生徒たちはとてもフレンドリーで、3週間という短い期間でも、名前を覚えきれないほど多くの人と交流することができました。今回の経験を通して英語学習への意欲も高まり、これからも積極的に勉強を続けていきたいと思います。また、再び留学に挑戦したいという気持ちも強くなりました。今回の留学で得たさまざまな価値観や学びは、今後の学校生活や将来にしっかり活かしていきたいです。

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