この前の日曜には天皇陛下即位を記念してパレードが行われました。皆さんは見ましたか?さらにそれに先立ち土曜日には国民の祭典があり、嵐がJourney to Harmony という曲を歌いました。今流れているこの曲です。

歌詞の一部を紹介しましょう。

 

はじめはどこかの 岩かげにしたたり

落ちたひとしずくの 水が平野流れ

やがて研ぎ澄まされ 君をうるおし

鳥たちをはぐくみ 花たちとたわむれ

あの大河だって はじめはひとしずく

僕らの幸せも 大河にすればいい

 

ひとしずくの水はやがて大河になり大地や生き物すべてを潤す、このひとしずくの水のように、私たち一人一人の笑顔も世界を幸せにすることができる、そんなメッセージです。誰かが隣の人に笑顔で励ませば、その人に笑顔が浮かび、さらにそれが周りに広がり、ついに笑顔のさざなみは世界を満たす、ひとしずくの笑顔がなせるわざ、なんか心が熱くなってきませんか?

 

一方一人の涙のしずくはどうでしょうか?全校集会でフランシスコ教皇様が弟を葬ろうとしている男の子の写真を世界に発信したという話をしました。皆さんはこの写真を見たとき戦争のもたらしたものに心を痛めたことでしょう。写真では一人の少年の悲しみのみが描かれていますが、この写真を見る何千、何万の人の中にもこの少年の悲しみは静かに広がっていきます。

 

私たちはつながっているんですね。人間は、世界は、地球は一つの家族です。迸る笑顔は喜びの大河となり一滴の涙は悲しみの水脈となる、私たち一人一人がそれを伝えながら世界を変えていくメッセンジャーとなれればと思います。