「裸の王様」は、子どもに笑われるまで自分が裸だとは気づきませんでした。名誉や権威などによって自分を飾りたてた人は、誰かに笑われるまで、その服が他の人の目には見えないこと、自分は裸であることに気づかなかったのです。

 

何かが出来る自分を誇っている人の心には、自分よりできない人への軽蔑と、自分よりできる人への劣等感があります。何もできなかったとしても、精一杯生きる全ての人への尊敬と愛情があります。

 

理想の自分と理想通り生きられない自分がぶつかり合う時、私たちの心に苦しみが生まれます。初めから理想通りに生きられる人などいません。だから、あせらず、ゆっくりと理想に近づいていきましょう。

 

欲しいものを全て手に入れても、それだけで心が満たされることはありません。心の虚しさを埋められるのは、人と人との間に生まれる愛だけです。手に入れることより、むしろ分かち合うことを考えましょう。

 

12月に入り、一段と寒くなりました。自分の身体の健康に注意を払い、テストの準備ができますように。

 

今日一日、良い日でありますように。