生活が充実し、心が喜びに満たされている時は、何を言われてもあまり気になりません。生活が乱れ、心に虚しさを感じている時は、ちょっとしたことでも腹が立ちます。このように悪意は、わたしたちの心の隙間に入り込むのです。

 

耐えられないほどひどい苦しみも、誰かがそばにいて手を握ってくれるなら、耐えられる苦しみに変わります。愛する人の苦しみをなくすことができなくても、耐えられる苦しみに変えることならできるのです。

 

親の期待に応えなければ、愛されないと思っている子供は、自分が愛されるために必死で頑張ります。親の愛が無条件だと知っている子供は、心を満たして、愛の力に動かされ、家族や友達、社会のために頑張ります。

 

親から愛されるために頑張る子供は、愛を自分の努力の結果と勘違いします。

親の愛に包まれて頑張る子供は、頑張れること自体を感謝します。愛されるために頑張る子供ではなく、愛されているから頑張れる子供を育てましょう。

 

今日という日は、これまでの人生の到達点であると同時に、これからの人生の出発点です。これまでの人生への感謝と、これからの人生への期待を胸に、今日を精一杯生きましょう。

 

今日も一日良い日でありますように。