朝の話|榎本神父
2026年02月14日
相利共生と教育共同体
昨今「共生社会」の構築が課題とされています。このような場合、「誰が」「なぜ」と問う姿勢は大切ですので、覚えておくとよいでしょう。ところで、生物学的に「共生」は三つに分類されることを、高校生であれば学んでいるでしょうか。双方が利益を得る相利共生、一方のみが利益を得る片利共生、そして一方が利益を得て他方が害を受ける寄生の三つです。しかし、社会で「共生」が語られるとき、目指すべき姿とされているのは相利共生のことです。そこで、この構図を学校と生徒の関係にも当てはめてみましょう。
ご存じの通り、サレジオ学院には教育共同体という考え方があります。生徒たち・すべての家庭・学校(先生方)が一致協力し、生徒たちの成長を支える共同体のこと。生徒も家庭も先生も複数形であることが重要です。この共同体は、誤解され易いような、学校や家庭が与え、生徒が受け取るだけの関係ではありません。生徒もまた共同体を形づくる主体(主人公)なのです。お互いを高め合い、後輩を導き育て、伝統を磨き、自らがサレジオの誇りとなっていく。その役割が皆さんに期待されています。それこそがご家庭や先生方の喜びとなっていくのです。皆さんとご家庭と学校との相利共生。それがサレジオ的教育共同体の理想形です。
今日の放課後、静岡雙葉のフォスターフレンドというグループとコラボで、MACOSY Projectのバレンタイン特別販売(チャリティ商品販売)が実施されます。この活動も相利共生となるように、期待しています。
