光は目に見えない…という話、ご存じでしょうか?私は色々なところでこの話をしているのですが、「えっ?この人は何を言っているの?」という顔をされることが多いです。「光が目に見えないって、むしろ光しか見えないでしょう?」という、極めて普通の反応です。正確に言えば「光は正面からしか見えない」と言いたい訳で、人は光が右から左に飛んでいくのを目で追うことはできません。だから宇宙は暗いのであって、昼間の空が明るいのは、光の向きを正面に変える物、つまり光に照らされる物があるからです。ここで、皆さんには二つのことに目を留めていただきたいと思います。

 

一つは、もしあなたが「自分は暗闇の中にいる」と感じているとしたら、それは、あなたが光から目を逸らしているからかも知れません。光源から目を逸らせば、「そこにあるはずの光」であっても見ることは適わない。目の前にある光に気付くことはできないのです。そんな時、あなたが見るべきなのは「光が射してくる方向」です。闇の方を向いたままでは、光に気付くことすらできません。

 

二つ目は、あなたの周囲に「自分は暗闇にあると感じている人」がいたら、そばに寄り添ってあげることです。なぜなら、あなたが光を照り返すことで、その人は「そこに光が届いている」ということに気付き、さらに光の射す方向を知ることができるようになるからです。この人はあなたにどれほど感謝をするでしょう。

 

誰かに無理強いをすることなく、あなた自身が動けば、その人に光を示すことができる。こんなFaccio io!なら、いくらでもやる気が出てきませんか?是非、経験してみてください。手を差し伸べてみてください。