サレジオ祭お疲れ様でした。問題解決・手を取り合うこと・奉仕の精神・サレジオ的雰囲気…すべてに於いて本当に素晴らしい姿を見せて頂きました。細かい点ではまだまだ改善が望めるとしても、全体としては大成功です。先輩方が積み上げて来た素晴らしい伝統に更に一味加えてくれました。サレジオ学院と自分とに誇りを持ってください。

 

今日は、一つひとつ語れば「褒めすぎ」になってしまうので、特にサレジオ的な一点だけ指摘させてください。それは、二日目の朝礼時に実行委員からなされた「お願い」です。「掲示板は、みんなが楽しい思い出を残せるように設置されたものだから、見た人が心を痛めるような書き込みは絶対にしないで」といったものでした。怒りをぶつけるのでもなく、誰かを断罪するのでもなく、納得できるようにしっかりと目的を説明した上で協力を求める。…完璧です。

 

実は、サレジオの教育は「ragione道理・religioneカトリックの価値観・amorevolezza愛情」という三本柱に依っています。これ、元来は教職員のための指針なのですが、この度君たちが見せてくれた姿、「誰一人排除しない姿勢を保ち、迷い出た仲間を切り捨てたりせず、愛情をもって丁寧に説得し、再び協力者として迎え入れる姿勢」は、まさにこの三本柱を実現している。…だから完璧なのです。

 

私ごときが僭越ですが、ドン・ボスコに代わって全てのサレジアンにお礼を言わせてください。サレジオ学院に来てくれて本当にありがとう!