ドラえもん的援助とは 【カトリク鷺沼教会 松尾神父様】

「鷺沼教会主任:松尾貢神父さまのお話(代読)」

 

「ウルトラマンは、怪獣が暴れたらやって来て、3分で役目を果たして帰ってしまいます。そうではなく、わたしたちはドラエモンのようになりたい。ドラエモンは、のび太君たちとずっと一緒にいて、一緒に悩んで、解決を見出し、常に一緒に暮らしている。それがわたしたちのあるべき姿。派手なことはしていないが、互いに助け合って、よりよい世界を作ることを目指しましょう」

 

これは、先月(10月)はじめに聖心女子大学で開催された「東アフリカ地域における難民・移住者講演会」でのカトリック東京大司教区・菊池大司教の講演の中での話です。菊地大司教はアフリカ・ナイジェリアで10数年間、宣教師生活をしていました。そういう体験の中で痛感しました。派手な一回か数回きりの援助ではなく、目立たなくても息の長い援助がずっとありがたいことを。サレジオ学院で実施されている、浜松や足立へのお米の支援は、そういう意味でドラエモン的な役割をはたしているのではないでしょうか。

 

やなせたかしさんは仲間によく言っていました。「アンパンマンのサイン好きに書いていいよ。ボクも売れないとき、ドラエモンのサイン描いていたから」。

 

カトリック鷺沼教会 松尾神父