朝の話|辻家神父

2026年09月12日

今日という一日を大切に生きる

 おはようございます。福沢諭吉が残した言葉の中に、「今日も生涯の一日なり」というものがあります。今日という日は、何でもない一日のように思えるかもしれません。でも、生涯の中で考えてみれば、今日という日は二度と戻ってこない、かけがえのない一日です。
 私は、学校での皆さんの姿を見ていて、自分が中高生だった頃のことを思い出します。私もサレジオ学院の生徒として、この時期、サレジオ祭の準備に取り組んでいました。中学生の頃は、先輩に言われたことを一生懸命やったり、同級生と相談しながら準備を進めたりしていました。高校生になると、ある企画の責任者を任されました。自分で計画を立て、仲間にお願いをし、うまく進んでいないところがあれば考え直す。そういう経験をしました。振り返ってみると、そうした一日一日の経験が、自分を少しずつ成長させてくれたのだと思います。
 日本のカトリック教会では、9月1日から10月4日までを「すべての命を守るための月間」としています。最近も、静岡県や愛知県、岐阜県などで大雨による災害が起こり、土砂災害で亡くなられた方もいます。ネパールでも大きな洪水や土石流が起こり、多くの方が被害を受けています。災害は、いつ、どこで起こるか分かりません。私たちは、被害に遭われた方々のために祈ると同時に、自分に与えられた今日という一日を大切にしたいと思います。
 今日、出会う人を大切にする。今日、自分に与えられたことに取り組む。そして、その一日一日を通して、自分自身も成長していく。
 今、サレジオ祭の準備をしている人もいると思います。ぜひ、この時期を、仲間との絆を育み、自分自身も成長する機会として大切にしてほしいと思います。
 「今日も生涯の一日なり」。今日という一日を大切にして、今日できることを精いっぱいやっていきましょう。

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