朝の話|辻家神父

2026年06月01日

あいさつの力

 おはようございます。私は3月まで三重県に住んでいて、引っ越す前に遠足で大阪にある“ユニバーサル・スタジオ・ジャパン”に行きました。行ったことがある人もいるかもしれません。あそこは、まさに心が躍る場所です。被り物をしている人もいるし、みんな楽しそうで、明るい雰囲気があります。どうしてこんなに楽しい空気になるのか。いろいろ理由はあると思いますが、私が一番印象に残ったのは、スタッフの皆さんのあいさつです。笑顔で手を振って、あいさつしてくれる。「歓迎されているな」と感じました。


 あいさつには、不思議な力があります。ただ言葉を交わしているだけではありません。そこには、「あなたに会えてうれしい」そんな気持ちが込められています。だから、あいさつされると、「自分はここにいていいんだ」という気持ちになります。


 サレジオ学院でも、校長先生や先生方が校門に立って、あいさつをしてくださっていますね。この学校の大事な文化だと思います。私も皆さんにあいさつをすると、きちんとあいさつを返してくれる人がいます。自分から先に声をかけてくれる人もいます。あれは、とても気持ちのいいことです。


 カトリック教会では5月の終わりに、マリア様のエリザベト訪問 を思い起こします。マリア様が親戚のエリザベトを訪ね、あいさつをすると、聖書には、エリザベトの「おなかの子が喜び踊った」と書かれています。そこには、神様が共にいてくださる喜びが表されています。あいさつとは、本来そういうものなのかもしれません。相手を大切な存在として迎え、喜びを分かち合うこと。


 あいさつは、ただの習慣ではありません。「あなたがここにいてくれてうれしい」というメッセージです。もうすぐ体育祭ですね。あいさつを、いつも大切にしていきましょう。 

高2研修旅行写真より

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