朝の話|辻家神父
2026年05月02日
一つ一つを忠実に、愛をこめて
おはようございます。今年度から皆さんとご一緒することになりました、辻家神父です。私もサレジオ学院出身で皆さんの先輩です。と言っても私の中高生時代はもうはるか昔で、まだスマホやインターネットがない時代でした。…想像もできないですよね。でも、人が大切にすべきことは、あまり変わっていないと思っています。これから皆さんと、こうして朝の短い時間を通して、一緒に「よく生きるヒント」を考えていけたら嬉しいです。
今日は、聖書の言葉から始めたいと思います。「ごく小さな事に忠実な者は、大きな事にも忠実である」(ルカ16,10)。あたりまえだけどとても大事なことです。ドン・ボスコは、掃除や勉強をいい加減にしている少年がいたら「今しなければいけないことをよくやりなさい」と言っていました。つまりけじめです。休み時間、友達と遊んでいても、授業の時間になればスパッと遊びをやめて、とたんに勉強に入っていく。そうやってさっと切り替えて今やるべきことに集中していくと、何事もものになっていきます。
ところがドン・ボスコのすごいところは、ただ「けじめをつけなさい」と言っているだけではなくて、「よくやりなさい」と言っているところです。ただやるのではなく、そこに一つの隠し味を入れる。それは「愛」です。掃除をする時、「ここを使う人が気持ちよく過ごせるように」という気持ちを込めて掃除をする。勉強する時は、「将来、人を助ける、社会をよくする人間になるんだ」という思いを心に置いて、勉強する。このように私たちの今やるべき一つ一つのことを愛を込めて忠実やっていくことにこそ私たちの人間としての成長の秘訣があります。今日も一日頑張っていきましょう。
