朝の話|辻家神父
2026年10月25日
次の自分を育てる
おはようございます。中間試験、お疲れ様でした。昨日、試験が終わり、ほっとしている人も多いと思います。「思ったよりできた」という人もいれば、「もっと早く勉強を始めておけばよかった」と反省している人もいることでしょう。また、高校3年生の皆さんは、大学受験に向けて、努力を続けていることと思います。
秋は実りの季節です。稲や果樹は、ある日突然、実をつけるわけではありません。暑い夏を越え、雨や日差しを受けながら、時間をかけて実っていきます。私たちも同じように、毎日の積み重ねの中で、少しずつ成長していきます。
聖書に、いちじくの木のたとえ話があります。ある人が、実のならないいちじくの木を見て、「切り倒せ」と言うと、木の世話をしていた園丁は、「もう一年待ってください。木の周りを掘って、肥料をやってみます」と答えます。園丁は、実がならないからといって、木を見捨てませんでした。それだけでなく、どうすれば実がなるかを考え、手をかけようとしたのです。
私たちも、努力しているのに、思うような結果が出ないことがあります。でも、今の結果が、自分の可能性のすべてではありません。大切なのは、そこで終わりにせず、次にどうするかです。「もっと早く勉強を始めておけばよかった」と思っている人は、次は少し早く始めてみる。「分からないところをそのままにしてしまった」と思っている人は、先生や友達に聞いてみる。自分にできることを、一つずつ実行していくのです。
高校3年生の皆さんも、努力しているのに、すぐには結果が見えないことがあるかもしれません。それでも、毎日の学習や一つひとつの確認は、見えないところで力になっています。焦るときこそ、今日できることを一つずつ積み重ねていってください。
今回の試験や日々の努力の中で、うまくいったことも、心残りだったことも、次の自分を育てる手がかりになります。ちょっとほっと一息ついてから、これまでの頑張りを振り返ってみましょう。そして、次に自分ができることを一つ見つけてみてください。
今日も一日、元気に過ごしていきましょう。
