朝の話|鳥越校長
2026年10月06日
振り向いて手を振ってみよう!
アメリカでは国民のスポーツといえばフットボールです。NFLとともにカレッジフットボールも大人気で、秋から冬にかけて多くの人が地元の大学チームの勝敗にヤキモキします。私はオハイオ州にいたので、今でもこの時期はオハイオ州立大学の試合が気になります。
ところで先日オハイオ州立大学とアイオワ大学の試合がありました。実はアイオワ大学のスタジアムの真横にはStead Family Children’s Hospitalという小児に特化した病院があります。なので入院している子供たちは窓から試合を間近から見ることができます。そんなこともありアイオワ大学のスタジアムで試合がある時には入院している子供達に向かって第1クォーター終了後に「頑張れ」という気持ちを込めてみんなで手を振るという習慣があります。オハイオ州立大学のライアン・デイ ヘッドコーチはアイオワ大学のこの伝統を踏まえて、試合の前日に入院している子供とその家族に向けて手紙を送りました。
その手紙を紹介しましょう。
親愛なる皆さんへ
オハイオ州立大学フットボール部の私たち全員が、皆さんのことをいつも心にかけていることを、まずお伝えしたいと思います。オハイオ州立大学では、「競い合うとはどういうことか」「仲間とともに歩むとはどういうことか」、そして「今、自分の目の前にあることに全力を尽くすとはどういうことか」について、いつも話し合っています。こうした姿勢は、私たちのチームを形づくる大切な文化です。そして、その中心にあるのが “FIGHT(闘うこと)” という言葉です。
毎日が、自分自身の最もよい姿を目指すための “FIGHT” です。
それは、勇気をもって困難に立ち向かうこと。
周りにいる人たちを信頼すること。
そして、一日一日、一歩ずつ前へ進み続けることです。
皆さんが今、本当の強さを必要とする困難に立ち向かっていることを、私たちは知っています。
すべてのことに、一度に立ち向かう必要はありません。
今、目の前にある一歩に集中してください。
今日という一日に集中してください。
そして、皆さんを支えてくれている人たちを大切にしてください。
皆さんがこれからも自分の道を歩んでいく中で、オハイオ州立大学のすべての仲間たちが皆さんを応援していることを感じてもらえたらと思います。
そして試合の日、皆さんに向かって手を振ることを、私たちは楽しみにしています!
Go Bucks!
がんばれ、Buckeyes!
Ryan Day
オハイオ州立大学フットボール部 ヘッドコーチ
手を振る、そんな些細な行動でも、誰かに前に進む勇気を与えることができるのだということをライアン・デイ ヘッドコーチは語っているのだと思います。