朝の話|辻家神父

2026年05月23日

マリア様の心

 おはようございます。5月は「聖母月」といって、マリア様を特に大切にする月です。ドン・ボスコは、子どもたちによくこう言っていました。「この学校に来ている一人ひとりは、みんなマリア様に導かれて来ているんだよ」と。ドン・ボスコは、ここにいる一人ひとりに、マリア様のお導きがあると信じていました。でも、そう言われても、あまりピンとこないかもしれません。そこで今日は、短いお話を一つ紹介します。天国の話です。気楽に聞いてください。

 天国には門があって、その門番はペトロという人です。イエス様の一番弟子ですね。人がその門の前に立つと、ペトロがその人がどう生きてきたかを見て、「まだ準備ができていませんね」、「もう少し愛することを学ぶ必要がありますね」と止めることもあるそうです。

 そんなある日、一日の仕事を終えたペトロが天国の庭を歩いていると、自分が断ったはずの人たちがたくさんいたのです。驚いてイエス様に聞くと、イエス様はこう言いました。「実は天国には裏門があって、その鍵は、私の母マリアが持っているんだ。母は、“助けてください”と願う人を、見捨てないんだよ。」そんなお話です。

 もちろん、本当に裏門があるかどうかは分かりません。これは、マリア様の心を伝えるたとえ話です。私たちは失敗することがあります。心が弱ることもあります。自信をなくす日もあります。そんな時は、マリア様に「助けてください」と願っていいのです。一人で抱え込まなくていいのです。5月、このことを少し思い出しながら、今日も一日を歩んでいきましょう。

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