朝の話|辻家神父

2026年05月09日

本気で生きる 聖ドミニコ・サビオ

 サビオ館の「サビオ」って、誰の名前か知っていますか? そうです。ドミニコ・サビオという、皆さんと同じくらいの年齢だった少年の名前です。5月6日は、そのサビオの祝日でした。カトリックでは、ある人たちを「聖人」と呼びます。聖人というのは、神様と共に、自分の人生を本気で生きた人です。でもこれは特別な人の話ではありません。私たち一人ひとりも、同じように生きるように招かれています。サビオは、15歳の誕生日を迎えるわずか一か月前に亡くなりました。でも、その短い人生の中で、神様と一緒に生きたその姿が認められて、聖人となりました。つまり、皆さんのような若者でも聖人になれる、ということです。


 あるときサビオは、「どうしたら聖人になれますか」と、ドン・ボスコにたずねました。そのときドン・ボスコは、とてもシンプルな3つのことを教えます。「一つ、いつもほがらかでいること。二つ、勉強と祈りを、神様への愛として一生懸命にすること。三つ、仲間のために良いことをすること。たとえ自分が損をしても、助けること。」特別なことではありません。毎日の中でできることです。サビオは、この言葉を、そのまま生きました。たとえば教室が荒れているとき、空気に流されるのではなく、その中に入って、「やめよう」と声を上げたこともあったのです。勇気がいりますよね。


 サビオの人生は、15年もありませんでした。でもその一日一日を、本気で生きたのです。私たちも聖ドミニコ・サビオに倣って、今日という一日を、本気で生きてみましょう。

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