学校行事|全校

2025年11月07日

慰霊祭

カトリックでは11月は「死者の月」とされています。本校ではこの時期に、亡くなられた方々を思い起こし、祈りを捧げる慰霊祭のミサを毎年行っています。

今年は、小平市にある児童養護施設「東京サレジオ学園」の学園長であり、本校の卒業生でもある田村寛神父様を司式にお迎えしました。ミサに先立ち、「いのちと向き合って〜子どもたちから教えられたこと〜」と題してご講話をいただきました。

田村神父様は、「自分の能力への自信よりも、自分の存在そのものへの自信が大切です」と語られました。東京サレジオ学園では、子どもたちが「自分は大切にされている」と感じられる環境の中で、存在への自信を育む取り組みが行われているそうです。

講話の中で神父様は、ドン・ボスコの言葉を紹介されました。
「子どもを愛するだけでは足りません。子どもたちが愛されていると分かるように愛さなくてはなりません。」
その精神が神父様の実践と重なり、深い印象を残しました。

講演後、この一年に帰天された方々の名前が奉読され、田村神父様の司式による慰霊祭ミサが行われました。有志の聖歌隊による讃美歌が響く中、生徒たちは静かに祈りを捧げ、命の尊さと感謝の思いを新たにしました。

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