アッシステンツァと気づき
あなたは初めてでんぐり返し、つまり前転をしたときのことを覚えていますか?初めて何かができるようになる体験は、誰にとっても、とても大きな出来事です。けれども多くの場合、それらの記憶は時間とともに徐々に薄れていき、やがて思い出すことさえなくなってしまいます。
しかし、たとえあなたがそのような体験を忘れてしまったとしても、あなたを大切に思って下さる神様が、それらの出来事をずっと覚えていてくださいます。そして、あなたの記憶の中のどこかに残されたその体験を、あなたがそれを必要とするタイミングで思い起こさせてくださるのです。
もしあなたの周りにいる誰かが、その忘れていた記憶を思い出させてくれたなら、その人は神様から遣わされた大切なメッセンジャーです。あなたの周りには神さまと同じ視点であなたを見つめ、あなたを大切に思い、見守っている多くの人々がいます。彼らは、あなた自身が忘れてしまったような「成長の瞬間」を覚えていて、あなたの将来に期待をかけ、あなたが転ぶのも立つのも辛抱強く見守り、静かに自分の出番を待っています。
ですから、あなたは、自分のために遣わされたメッセンジャーが誰であるのかを良く見極め、また、それらの人々が自身の召命をしっかりと引き受けてくださっていることに感謝しなければなりません。感謝は気付きから始まる幸せの入口。最初の気づきこそが重要です。一つ深呼吸をして、神さまと自分、そして世界や人々とのつながりについて考え、気付きを得る時間を持ってみましょう。それも「祈り」なのです。