サレジオ学院学校案内
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生徒昇降口の階段には、6年間で短くなっていく鉛筆をイメージしたオブジェがたてられており、サレジオ学院での学びの成長を表現しています。1991(平成3)年・サレジオ学院中学校 サレジオ学院高等学校に 名称変更・横浜市都筑区の 新校舎に移転1995(平成7)年2010(平成22)年・9代校長 鳥越政晴就任・創立50周年記念式典開催校長・サレジオ会司祭アッシステンツァ教育共同体の精神 学業、行事、部活など日々の学校生活において教員は生徒と歩みを共にしながらアシストし、家庭的雰囲気の中で全人的成長を促します。また、家族と教員が一つの教育共同体となって一緒に生徒たちを「愛し続ける」雰囲気をドン・ボスコの精神として作り上げてまいります。25歳の男づくりイエス・キリストの価値観への教育 ドン・ボスコの教育観をサレジオ学院の建学の精神とし、「25歳の男づくり」という言葉で表現しています。若者の完成形を18歳に求めるのではなく、社会の中で自分の立ち位置を発見し実現しているであろう−25歳−に置き、その時イエス・キリストの価値観「目の前の弱く虐げられた人の必要に応え、自らの手を差し伸べようとする」人間になっていてほしいと願うからです。 現代の日本社会、国際社会の中では戦争・飢餓・差別による分断の犠牲者となっている人々は多くいます。この人々に対して自分に何ができるかを考え、それを自分が置かれた場所から一歩アクションを起こすこと、このイエス・キリストの価値観を生徒と共有し、育てることがサレジオの教育理念であります。3つのS価値観すなわちコンピテンシーを実現するために イエス・キリストの価値観を実現させるためには体系としての知識、そしてその実現を担保するスキル、コンピテンシー<一つの態度・行動を選択し実行する力>が必要です。これらを習得するための教育領域をサレジオは「3つのS<Study,Solution,Service>」と定義し、教育プログラムを構築します。Study<学 問> 現在の社会の仕組みはどうなっているのか?その原因は?改善の方策は?このような問いに答えるためには体系的な知識が必要です。サレジオ学院では中高時代において一人ひとりの夢の実現のために必要な知識・教養を養成します。Solution<問題解決・チーム力>複雑な社会の中ではチームで解決にあたらなければなりません。身につけた知識を活用しながら現実を俯瞰し、解決策の実現に向けてチームとして解決にあたる資質を養成するために様々な機会を授業、行事等を通して生徒に対して提供します。Service<奉 仕> サレジオ学院が生徒に求めることは「奉仕の心」です。なぜ学問を修めるのか、なぜ問題を解決しないといけないのか。奉仕の心こそが彼らの学問への、問題解決へのモチベーションとなります。この心を育てることこそサレジオの教育の根幹です。宗教の授業、朝の話、宗教行事等折に触れてキリストの教えを伝えてまいります。鳥越政晴歳

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