学校案内_2020
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私は君たちのために学び、君たちのために働き、君たちのために生き、君たちのために命を捨てる覚悟がある。青少年よ、いつも喜んでいなさい。1815年、北イタリアのある農家にひとりの男の子が生まれ、貧しい暮らしのなか、健康で豊かな心のたくましい少年に育った。こころざしを立てたその少年は、苦渋をかさねて神父となった。彼は、ドン・ボスコと呼ばれ、すべての少年たちの父となった。当時のイタリアでは、生活に追われる大人は子供たちをかえりみず、少年たちは、日がな群れては悪事をはたらいていた。心を痛めたドン・ボスコは、彼らに遊び場を、食べものを、仕事を、家を与えて、安らぎのオラトリオをつくった。少年たちの安らぎをいつまでも・・・との思いをつのらせたドン・ボスコは、同志を集め、教育修道会をおこした。愛情、忍耐、勤勉は導きの秘訣。ドン・ボスコは、柔和の聖人フランシスコ・サレジオに理想を求め、会の名称を「聖フランシスコ・サレジオの会」とした。1874年にカトリック教会は、「サレジオ会」を正式に公認した。こうして世界に広がったドン・ボスコの教えは日本にも渡来し、サレジオの学び舎が宮崎、大阪、そして目黒の地にも建てられた。目黒のサレジオは川崎、そしてこの港北ニュータウンに居を移した。今、サレジオ学院は大きく成長し、そこに集う少年たちは快活に、勤勉な日々を送っている。サレジオ学院の教育サレジオ会の創立者聖ヨハネ・ボスコ(1815.8.16〜1888.1.31)1960(昭和35)年・目黒サレジオ中学校創立 初代校長 ニコロ・タッサン就任サレジオのあゆみ1963(昭和38)年・サレジオ高等学校創立・川崎市宮前区鷺沼に 高校校舎落成1975(昭和50)年・川崎サレジオ中学校創立 (6年一貫教育を開始)1982(昭和57)年・野尻湖山荘落成 (長野県)1989(平成元)年・韮山セミナーハウス落成 (静岡県)サレジオの起こりサレジオ学院は、ドン・ボスコの精神にもとづいて、豊かな人間形成を目指す、中高一貫の男子校です。

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