既に新聞などでサレジオ学院野球部の結果は、ご承知かと思われます。多少、事実と異なる箇所があった場合は、報告者の記憶ミスとしてご容赦願います。(堀)
結果はご覧のとおりです。
それでは、回を追って母校の球児達の活躍を振り返ってみたいと思います。
相手田奈高校の応援団がいなかったので、試合前のエール交換はありませんでした。しかし、田奈高校野球部員は全員が頭を丸め気持ちが入っている様子です。特に、相手四番打者は体格上背共に大きく、近くで見ると威圧感があります。

試合が始まりました。サレジオ学院は後攻、まずは初回表のピッチングが問題です。サレジオ学院エースナンバー佐藤君はアンダースローです。大学でも野球部に所属していたOB町田氏によると、佐藤君の投げるボールは打ちにくいようです。一塁側スタンドは、ご父兄の方々や先生方、OB、応援団そして在校生と徐々に席が埋まっていきます。

1回表の守備、そのエース佐藤君の立ち上がりは、三者三振です。
そして試合が動いたのは、一回裏のサレジオの攻撃からでした。


相手ピッチャーは、エースナンバーではありませんでした。背番号1番はショートを守っています。先頭打者の池田君は、そのピッチャーからライト前にヒットで出塁しました。応援も最初からヒートアップです。2番打者前田君は、犠牲バントで池田君を進塁させます。3番打者新堀君はレフト脇を抜ける二塁打で、池田君がホームを踏みます。もう、教科書どおりの1点先取。勢いは続きます。4番西原君は、左中間を深々破る三塁打で2点目も入ります。スタンドは、活気づきます。続く中井君はライトフライで、西原君がタッチアップで3点目。松井君はサードゴロになりましたが、この初回3点が好調な滑り出しとなったようです。
2回表の守備は、2塁打とデッドボールがあるもののセンターフライとファールフライと三振で抑えました。裏の攻撃は三者凡退でした。
3回表では、三振とセカンドゴロですぐに2アウトでしたが、続くバッターにショートのグローブをかするヒットを打たれましたが、相手走者のセカンドへ盗塁をキャッチャー西原君のナイスボールでアウトにしました。裏の攻撃は、サードゴロと外野フライにファーストゴロで凡退。

ピンチは4回表に来ました。先頭打者をデッドボール、続く4番に左翼へ運ばれ、次の打者は内野安打となってノーアウト満塁です。1点は覚悟と思いきや、ショートフライ、3バント失敗、セカンドフライで三者残塁。その裏は、中井君がショート強襲のヒットを打つも、得点には至りませんでした。
5回は、先頭打者が一塁強襲のゴロを新堀君がナイスキャッチ、内野安打とフォアボールで一,二塁が埋まりましたが、次の打者のバント失敗でまたもキャッチャー西原君のナイスボールで二塁走者をアウトにして、ヒットが出たものの次の4番打者をファーストフライに打ち取りました。そろそろ追加点が欲しい裏の攻撃です。9番高橋洸太君がセンターフライのあと、またもトップ池田君がレフト奥に二塁打で出ると、前田君セカンドゴロの間に池田君が三塁に進めば、3番新堀君がファーストを破るタイムリーヒット。西原君にも二塁打がでて、相手のワイルドピッチから2点の追加点。

6回表は、先頭打者をフォアボールで出したあと、内野ゴロを続けて1点取られてしまいました。裏の攻撃から、いよいよ相手エースナンバーの登場です。しかし、試合の勢いは変えられず出だしを挫くようなサレジオの攻めが続きます。先頭松井君がフォアボールで出れば、盗塁と犠打で進塁し高橋洸太君もフォアボールを選び、1番打者池田君がレフト脇にヒット。この回も更に得点を重ねます。
7回表から、背番号11番磯崎君がマウンドに立ちます。彼は、オーバースロー。打者からみて、佐藤君のボールが8時の方向から出てくるのに慣れだしたところで、今度は12時の方向からボールが出てきます。相手の攻撃は、ファーストゴロ、サードゴロ、レフトフライで終わります。裏の攻撃は、西原君に内野安打が出ましたが得点に至りませんでした。しかし、ベンチワークでピンチヒッター胤森君と東君を出しています。犠打と三振でしたが、高校3年生全員がバッターボックスに立ちました。

8回表は、デッドボールもフォアボールもありましたが、ショートゴロ、センターフライ、そして三振と磯崎君が抑え、裏の攻撃に高橋宏史郎君にもヒットが出ました。
9回は、先頭打者に一、二塁間のヒットからレフトオーバーのタイムリーを浴びて、1点を取られましたが、球場内で校旗掲揚と校歌斉唱を球児と共に経験出来ました。

場外の広場で、応援団と野球部員がお互いをねぎらい祝福をして、次の2回戦へと新たな挑戦が始まりました。
7月14日に予定されていた2回戦は、台風の影響で翌日順延を2度繰り返し16日の藤沢八部(ハッペ)球場の
第一試合に組み込まれました。結果は、サレジオ学院が負けです。対戦相手は、相模原総合高校でした。
条件は相手校も同じとは言え、11日の田奈高校との初戦勝利の勢いで、3日後の試合に臨みたかったのでしょうが、
モチベーションを落とさない戦いは、試合前から始まっているのでしょう。
藤沢のスタンドは、相模原総合高校がホームで、サレジオがアウェイのような雰囲気です。グランド整備も終わり、
いよいよ試合開始となりました。サレジオの先攻です。
1回表の攻撃は、1番打者池田君が2ndゴロの後に、
2番打者前田君はフォアボールを選び、3番打者新堀君が三塁線に送りバント、三塁手の送球が乱れてオールセーフ、
4番打者西原君はセンターフライとなり、5番打者中井君のとき前田君の三塁盗塁は失敗。
相模原総合は、県立とは言っても県内ランク23位の格上です。相手ピッチャーは、重たそうなストレートで押して来ます。
1回裏の守備で、立ち上がりのピッチャー佐藤君は送りバントを挟んで二つのフォアボールを出しましたが、
カーブで三振をとるなど、まずまずの滑り出しと見えました。特に、相手校4番打者はパワーヒッターです。
無理な勝負を避け、低めにボールを集め、結果フォアボールでも良しとする割り切るようです。相手校一塁側の応援
は、『秘密のアッコちゃん』から始まるポップな曲に、応援団が縦ノリの振り付けで5,60名がそろって座席を左右に動きます。
2回表は、松井君がフォアボールと盗塁で二塁残塁となりましたが、セカンドフライと二つのショートゴロ。その裏は、デッドボールもフォアボールも
ありましたが、サードフライピッチャーフライ、三振も取りました。
問題の3回表です。先頭打者佐藤君はフォアボールを選び、1番池田君は送りバントで佐藤君を進塁させます。
前田君のレフトフライは、グローブをかすめてヒットになり一塁三塁。相手ピッチャーは、明らかに力んでいます。
新堀君をデッドボールで満塁にすると、4番打者西原君のセンターフライで佐藤君のタッチUPから初得点。
次の中井君は三遊間を抜けるヒットで再び満塁。6番打者松井君のときワイルドピッチで前田君もホームベースを踏んで2点目が入り、
庄司君はショートフライ。
3回裏の守備では、4番打者にライト前ヒットから盗塁も許しましたが、二つのフライと三振で三塁ベースを立ち入り禁止にしています。
4回からは、背番号10番をつけた控えのピッチャーが出てきました。デッドボールやキャッチャーの送球ミスもありましたが、
5人で攻撃を抑えると変化球主体のピッチングに苦しめられます。この裏は、フライ三つで凡退でした。
5回表、新堀君は初球をレフト前ヒットで追加点の予感がしましたが、西原君センターフライと中井君三振で、新堀君の盗塁も失敗。
3人で攻撃を終わります。
その裏の守備では、先頭バッターをデットボールで出すと盗塁、三塁前の送りバントの処理が遅れて一塁三塁。フォアボールもあって一時満塁にしましたが、
サードフライとファーストゴロ、セカンドゴロでなんとか抑えました。相手の攻撃の波が徐々に打ち寄せてくる雰囲気です。
6回表は、松井君がサードゴロでしたが続くふたりは三振でした。その裏から、相手校の反撃が始まります。先頭バッターをデッドボールで歩かせると、
一人目の送りバントはキャッチャーフライにしますが、二人目の送りバント処理を一塁手のグローブに収まらずに一塁三塁とさせ、ファーストゴロの間に
相手に初得点を許し、更にレフト前タイムリーヒットで3点取られて逆転されてしまいました。4番打者をファーストゴロにさせましたが、一塁側マウンドはお祭り騒ぎです。
7回からの攻撃は、打撃妨害での進塁はあるもののほぼ三者凡退、ピンチヒッター潮田君のジャストミートのライナーもショートのナイスキャッチでした。
また、守備では佐藤君と替わった磯崎君、バッターを打ち取っていても守備の乱れで進塁させて、追加点を許してしまうなどで
徐々に歯車がずれていく様な重たい雰囲気で試合が終わってしまいました。
試合後の応援団との挨拶も、ほとんどの部員はがっくり肩を落として疲労困憊、目を真っ赤にしているメンバーもいましたが、
みんな覚悟をしたような様子でした。遙かな甲子園への道は後輩に引き継がれました。